工場 ★【古版画】長崎古版画【第2集】長崎港之図 単品

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【古版画】長崎古版画【第2集】長崎港之図 単品rr 文錦堂板。長崎港の鳥瞰図として、文献的に利用されるところの多い版であります。rr 絵の上部では今しがたにゅうこうした蘭船が東のかた女神の鼻、西のかたスズレの鼻を通過しようとして型通りの礼砲を放っています。そして、入港の作法として、しずかに櫓槢を腹のうちにおさめ、十余隻の日本側の曳き舟によっって真一文字に港に入ってきます。その前に見える一文字黒の帆船は「注進船」と呼び水先案内もつとめます。rr 図の向かって左手は肥前鍋島藩の戸町番所、向かって右手には筑前黒田藩の西泊番所が見えます。いずれも千人番所と一口には申しますが、世が泰平に馴れてくるにつれ、西国諸雄藩いずれも財政の窮乏に苦しんできますので、江戸も中期以降は千人の警備隊を一年交替で常駐させるゆとりはありません。せいぜい本番のところでも百人番所ぐらいが関の山だったのでしょう。その虚を突かれるように文化五年八月の中秋名月の夜、イギリスのフリゲート艦フェートン号の不法侵入があり、戸町番所の鍋島の警備隊は手も足も出せず、長崎奉行松平図書頭の切腹という珍事が起こりました。この図はフェートン号事件の後にできたものであることは間違いないので、一おうの警備もととのい、番所の過書船の外に、バッテーラの出入りなどが描かれ、幕末開港の近きを思わせます。(長崎古版画解説より)rr 長崎古版画は百数十年間大切に保存されてきた版木(現在は長崎市立博物館所蔵)から、長崎最後の摺師武田紫鼓師の手により摺られた完全復刻版です。版木の傷みを考慮して当時200組が摺られています。版木の状態と摺師の存在を考えれば、今後摺られることはないでしょう。rr■長崎市立博物館所蔵の長崎版画を版木に依り完全復刻r■摺 師:武田紫鼓師(長崎最後の摺師)r■制作日:昭和三九年九月十日着手、十二月十二日完成r■サイズ:縦19センチ・横27センチ・三色摺r■制作数:限定二百組セット外れの1点r■経年変化はご容赦ください。r【状態】摺り・保存は良好ですが、年代物につき汚れヤケ等は写真にてご確認ください。rr#NEZU版画・絵画r#NEZU長崎古版画

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